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【考察】「きえないひとみ。」2部8曲目(16)を読み解く【その3】 2009.02.06[金]

動画&歌詞その1その2その3その4その5その6その7

【個人的考察つづき
あたしはあたし。現実を受け入れたリンの強い言葉。
レンはどう受け取るのでしょうか。

その2までを読んでからご覧ください。


■聞きたくない
あたしは鏡音リン』に集約されたリンの気持ちに、レンは戸惑います。
"(∩.゚д゚)アッー"
顔文字を伴って表現された『アッー』は、そのままレンの行動を表現していると言えるでしょう。
耳をふさぎ、『アッー』と言えば言葉は何も聞こえない
リンのそんな言葉なんて聞きたくない

この世界で また会えたね』、リンがレンに再び会えた喜びも無視
リンが差し出した手も無視
レンは「レンが望むリン」でなければ嫌なのです。
後からレンパートで語られますが、
嘘の世界』と思っているこの現実を、一緒に否定し絶望してくれるリンでなければ嫌なのです。

リンやミクと違い、レンは「またあえたら☆」からこの「きえないひとみ。」の間に
大きく心理が変化する要素はありません。
「ぬすみはげどう?」の気持ち、要は『嘘の世界で生きたくないよね?』と思ったまま(誤解したまま?思い込んだまま?)で「きえないひとみ。」の場面に臨んでいるわけです。

リンもそんなレンの戸惑いを感じてか、『この世界で また会えたね』から
感情がだんだんと変化している様子が見て取れます。
この世界で また会えたね』は手放しの喜び。レンの肯定ですが、
話を聞いてくれない、自分の目を見てくれないレンに対して『目をそらすな』。
この言葉は、上記の(あたしから)『目をそらすな』に加えて、(現実から)『目をそらすな』と
言っているのでしょう。
それでもこちらを向かないレン。リンもだんだん腹が立ってきた様子。
煮え切らない…』には"(怒"がくっついています。

リンの気持ちは非常によくわかります。
今の現実は、実は自分の『望んでいた世界』だった。
レンもそばにいる、戦わなくてもいい世界。
赤いレンがしたこと、そしてその結果赤いリンが同胞に殺されてしまったことは「過去」であり、
その過去はもう吹っ切れている。
だから、「レンが好きだ」この気持ちは過去に引きずられたものでもなく
レンを縛りたいわけでもない今の自分の素直な気持ちです。
かなり頑張って自分から告白したのに、わかってくれない。聞いてさえくれない。
煮え切らない…(怒』は、苛立ちだけではなく、悲しみも入り混じっていたのだと編者は考えます。

しかし、レンにとってリンの言葉はあまりに重かったのでしょう。
前を向き、自分自身を肯定するリンに、取り残されてしまったような気持ちを抱いたのかもしれません。


■帰還
耳をふさぐレンに対して、一旦リンは語りかけることをやめます。
押してダメなら引いてみな、といったことでしょうか。
その間にリンがしたのは、「報告」でした。
分けるとこんな感じ。

A.記憶 戻り ロシアが見える
  プーチン ごめん 待たせたにゃ ちょ


B.今ね 無事に 還れましたにゃ
  やつは消えた


A冒頭では、赤の時代の記憶を取り戻したことを「報告」。次に、"プーチン"に対して謝っています。
ここで疑問がわくのは、『待たせたにゃ』です。
"プーチン"は、リンが記憶を取り戻すことを待っていたのでしょうか。
そうであれば、何のためでしょうか。
そもそも、記憶を改竄したのは誰で、何のためだったのかも明かされていません。
ここで言えるのは、恐らく赤の時代の記憶を取り戻したことがミクの言う『「正常化」』であり、
「正常化」』することを"プーチン"は待っていたということです。

動画で『待たせたにゃ』の後に稲光が出てきたのは、"プーチン"の怒りを表現しているのかもしれません。
オヤジがカミナリ落とす、みたいな。
だから、『ちょ』のあとは「ちょwおまww」って続くのかもしれないですね。

Bでは、気を取り直して"プーチン"へ本題の「報告」に入っています。
無事に 還れましたにゃ』は、"絶望の歌"を歌わず(ゲームオーバーせず)に『「正常化」』できたことと、
(→参考:正常化
(「還る」という言葉自体、「帰還」「生還」などのように無事に戻ってきたことを強調する意味を持っていますね)
やつは消えた』ことを報告しました。
やつ』はもちろんドナルドのこと。動画でも彼の遺影が浮かび上がっています。
(初見の人は"wwwwwwww"ですが、中毒者になるとドナルドを悼んで涙を流すという…)
以前リンはドナルドと図らずも対立した、と述べましたが
ドナルドを「消す」こともリンの任務の一部だったと推測することができます。

以上を踏まえて、リンの現状をまとめると
"プーチン"の下で『一人で戦っていた』赤いリンという過去がある。
その過去を持つ「ボーカロイド」が鏡音リン
鏡音リンはやはり"プーチン"に何らかの任務を与えられていた。
大きな目的が『「正常化」』やドナルドを「消す」ことかは不明。

どちらにしろリンは、歌を歌うだけの存在ではない「何か」を背負っていることがわかります。
以上、リンの報告終了。


■"Please accept me."
さてさて、リンが報告を終えました。「引いてみな」が終わったという感じです。
これからはまた「押してみる」パートに突入。

耳をふさぐレンに対してリンはなおも語りかけます。
自分の言葉がレンに届くことを信じて。

君と二人でサンデー』。
この曲でのキーワード、というよりこの"プーチンP世界"でのキーワードと言える言葉です。
二人でサンデー』は、1部1曲目の「ひとりにしないで。」や、「みえないよるに。」(こちらは類似語『明日 日曜日さ』ですが)で登場しています。
特に「ひとりにしないで。」は、
「いっしょじゃない」と「またあえたら☆」の間に挟まる場面ではないかと編者は考えています。
(→詳細:【考察】「ひとりにしないで。」1部1曲目(01)を読み解く【その3】

以前も述べましたが、
二人で一緒にいること二人が心を通わせることを二人でサンデー』と表現していると推測できます。
レンと一緒にこの現実を生きること、『これがあたしの望み』。
だから、あなたはどう思っているんだろう。何を望んでいるんだろう。
これが最後のチャンス 答え聴かせてよ』。

(『最後のチャンス』にどこまで意味があるかなかなか推し量るのは難しいですね。リンが愛想を尽かすことに対する『最後のチャンス』なのか、それとも別の要素があるのか…)

また、『だから 二人でサンデー』以降の動画、サビに当たる場面は
夜の水道橋ではなく明るい青空(?)を背景に、リンがレンの手を引いています。
あたし輝いてるわ』と言い切るリンに対して、レンの表情は暗く、伺うことができません
ただし、レンがリンの手を握っていることに注目してください。
レンがどんな『答え』を導き出すかの手がかりと言えますので。


細切れでごめんなさい。
さらに続きます≫その4

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