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【考察】「おしまいだぜ!」1部0曲目(00)を読み解く【その5】 2009.03.17[火]

動画&歌詞その1その2その3その4その5その5ex

【個人的考察】つづき
なぜあの歌は聞こえなかったのだろう。もし、聞こえていたとしたら?

その4までをお読みになってからご覧ください。


■3人のリン
もう一度おさらいすると、「おしまいだぜ!」には3人のリンが登場します。
白いリン赤いリン黄色いリンです。

赤いリンは当ブログでもかなり詳しく述べてきました。
彼女は、過去のロシアに存在していた人間の女の子。
ある組織に属して、『全ての敵を壊していた』仕事人。
子犬だけが唯一の友達。
彼女を『無垢なマシンガン』と人は呼んだのかもしれません。
しかし、彼女には『無垢なマシンガン』でいたくないと叫ぶ「こころ」がありました。
「リン」という名が名づけられる前の遠い世界の住人です。

おおざっぱに構成要素を式で表すと、

赤いリン=無垢なマシンガン+「こころ」

といったところでしょうか。
図を用いて説明すると、このような感じ。

A

赤いリンの能力部分のみをコピーしたものが、白いリン=情報体"リン"だとしたら、
白いリンは『無垢なマシンガン』成分で再構成された、「つくりもの」のリンと言えるでしょう。
白いリンは恐らく感情を持っていません。
正確に言うと『「こころ」』を持っていません。

「こころ」がないゆえに、白いリンは突き抜けた明るさで世界の崩壊を歌えます。
「こころ」がないゆえに、『全ての記録を』『プーチンに届ける』任務を遂行できます。
何にも揺さぶられず、誰にも邪魔されない。
白いリンこそが、真に純粋な意味での『無垢なマシンガンなのかもしれません。

白いリン=無垢なマシンガン(成分)


■歌われなかったあの日の歌
となると、黄色いリンは?鏡音リンではないのでしょうか。
我々がよく知る鏡音リンは、「こころ」を取り戻したのではないでしょうか?
そう、ここに「聞こえなかった『あの歌』」の秘密があるのです。

「おしまいだぜ!」は、1部開始と同時に生まれ、2部開始時に消失。2部終了時に復活
このような変遷をたどっています。
そして「おしまいだぜ!」は、『絶望の歌』だと編者は考えます。
この二つを総合すると見えてくるのが、黄色いリンの正体です。
結論だけ最初に述べてしまいましょうか。
「黄色いリンは、"ゲームオーバー"になってしまった鏡音リンである。」

詳しく説明します。
"ゲームオーバー"。当ブログで定義した言葉です。
そもそもどのようなゲームだったのか。詳しくは過去の記事を参照いただくことにして、
話を先に進めます。
ゲームとは、
"プーチンP世界"において、ドナルド側とリン側が対決していた一連の事柄を表します。
リンの勝利は、「正常化」。正常化とは、リンが「なやみむようっ!!」の状態になること。
ドナルドの勝利は、リンに『絶望の歌』を歌わせること。絶望の歌とは「おしまいだぜ!」。

2部をご覧になればわかるとおり『あの歌は聞こえ』ず、ゲームはリンが勝利しました。
ゲームオーバーになったドナルドは、ミクを置いて消えてしまわざるをえませんでした。
では、ドナルドが勝利して、リンがゲームオーバーになっていたら?

この消えてしまった「if」こそが『絶望の歌』=「おしまいだぜ!」なのです。
「おしまいだぜ!」は、『世界を終わらせる』ことができる歌だといわれています。
実際、黄色いリンパートでも世界各地を『リンリンにしてあげる』と歌っています。
(『リンリン』が具体的にどのようなことを指すのかは不明ですが、世界がリンの意のままに
なる
ということかもしれません。リンが望めば世界が崩壊するような…)


■朱に交われば赤くなる
黄色いリン=ゲームオーバーになった鏡音リン
消えてしまった「if」の世界の中のリンです。
それでは、白と赤、「二人のリン」とどのような関係にあるのでしょうか。

まず、白いリンとの関係。
いろいろな考え方がありますが、黄色いリンの基本的な成分は白いリンと同じでしょう。
黄色いリンは、当初白いリンと同じく"まっさら"な人格を持っていたと考えます。
"プーチンP世界"の日本に降り立った黄色いリン。
彼女はそこで歌を歌う「ボーカロイド」という職業を与えられます。
その当時の彼女が持っていたのは、プーチンへの忠誠心とひとかけらの記憶だけ。
しかし、彼女はボーカロイド生活と"歌"を通じて一個の個体としての人格を持ちます。
レンへの思慕の念。ミクへの嫉妬。
2番手じゃ嫌なの。
白いリンに、人格という色がついたもの。さらに「こころ」が溶け込んだもの。
それが「鏡音リン」です。

USBをさす前の鏡音リン=『無垢なマシンガン』成分+「鏡音リン」としての人格
USBをさした後の鏡音リン=『無垢なマシンガン』成分+「鏡音リン」としての人格+「こころ」


こんな式で表すと、黄色いリンは

黄色いリン=USBをさした後の鏡音リン-「こころ」≒白いリン

と言えます。かろうじて「鏡音リン」であることは覚えているものの、
「こころ」を取り戻す前から芽生えていた人格のようなものは吹っ飛んでしまった
限りなく初期状態(白いリン)に近い状態であるといえるでしょう。

次に赤いリンとの関係。
正常化=赤いリンの「こころ」を受け入れて、世界を肯定する状態だと編者は考えます。
黄色いリンは「正常化」できなかった。世界を肯定できず、『リンリンにして』しまった。
ということは、黄色いリンは赤いリンの「こころ」に拒否反応を示してしまったのでしょう。

「こころ」は、『疑う自分が憎い』と叫ぶ"気持ち"だけではなく、"赤の時代の記憶"も含みます。
リンが拒否反応を示すとしたら、こちら"赤の時代の記憶"に対してではないでしょうか?
全ての敵を壊していた』記憶。死を選ばざるを得なかった過去。

幸せではなかった昔に対峙したくない。
そんな昔なんて、そんな世界なんて、
なくなってしまえばいい。


レンが世界に絶望したのと同じく、リンも自分に繋がる世界に絶望したとしたら。
赤いリンを受け入れられなかった「鏡音リン」こそが、黄色いリンなのです。


■こわしてやる
最後に、ピアプロ版・ニコニコ動画版への言及だけ。
上記二つでは、微妙に作品の内容が異なりますね。
最後にリンが『おしまいだぜ!』を言っているか否か。ニコニコ動画版はバッサリと切られています。

この部分に関しては、本当のところはプーチンPのみぞ知るところなのですが、
恐らく、『おしまいだぜ!』という言葉こそが「"プーチンP世界"の崩壊の合図」なのでしょう。
ゲームオーバーになってしまった黄色いリンが、ニコニコ動画上で『おしまいだぜ!』と言ったら
作品世界が本当に崩壊してしまうことに繋がると考えられるでしょう。

CD"アヒルアルカナ"に収録されている「ろしあんらすとえんぺらー!」が、
わざわざ「ニコニコ動画ではアップしません」と注をうたれているのも、
「おしまいだぜ!」と同様にニコニコ動画ではアップ「できない」事情があるのかもしれません。




「おしまいだぜ!」、かなりの強敵でしたorz
皆さん、編者の述べた言葉が分かりましたでしょうか?
白・赤・黄のリンは別物だということと、黄色いリン≠鏡音リンだということだけ伝われば
たぶん「おしまいだぜ!」の世界が見えてくるとは思いますが…。
「ぬすみはげどう?」に登場したレン(らしき人物)とマシンガンに結われている「赤いスカーフ」の
謎については、3部作品を待ってから考察したいと思います。

そうそう、『はんぺん かりんとう シークワーサー』は日本各地だと編者は述べましたが、
「はんぺん→北海道、かりんとう→本州、シークワーサー→沖縄九州の形、だから日本各地では?」
というご意見をいただきました。なるほど…たしかに並べると見えてきますね。
本当にいろいろな考え方があるのだと実感いたしました。メッセージありがとうございました。

次は「もんどうむようっ!」。今度は、今度こそすぐに終わる予定です。


…と思ったら、一つ抜けていた項がありました。申し訳ありません。
少しだけ続きます≫その5ex

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