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【考察】「なにもないもの。」3部2曲目(19)を読み解く【その3】 2010.10.18[月]

動画&歌詞その1その2その3その4その5その6

【個人的考察】つづき
夢の中にいるリンと、夢の外側にいるミク。
ミクは、リンと世界の秘密をささやきます。
その2までを読んでからご覧ください。


今回は、長いです。
そして、この曲を完全に読み解いてしまうと、ほとんどの秘密が明かされてしまいます。
考察の都合上、ある程度で解釈を止めている部分も出てくるかもしれません。
その部分については、後の曲でまた読み解いていくことになると思います。
どうぞお付き合いくださいませ。


■さえずる小鳥の言葉を聴け
では、ミクの話す"プーチンP世界"の秘密たちについて、もっと詳しく見ていきましょう。
先ほども述べましたが、ミクは一番大きな秘密を秘密のままとして
秘密="x"のような変数を用いて、その周辺の現象を方程式で表すようなイメージでしょうか。)
世界を歌っているため、そのつど言葉を補完していく形で考察を進めますね。

これから論ずる部分は赤文字で表現されています。
暴走したリンや、ロシア時代に引きずられているレンとは異なる意味を持った赤文字です。
記憶があいまいで、出典元を明記することがちょっとできないのですが
 「赤文字」=重要な意味を持つセリフ
という意味でしょう。恐らくプーチンPご自身が言及されていたかと思います。
では、その重要なセリフを考察していきます。

まず、『ロシアの 悲しい事件 伝える 為 生まれた』のは「誰」でしょうか。
直前の主語=『あの子』です。これは、"リン"を指していると編者は考えます。
しかしながら、この"リン"がどのリンを指すのかはいまいち整理し切れていません。
リンは4つの段階を経て変化している」(プーチンPインタビュー)というアレです。
(※参考:プーチンPインタビューとは → 記事
4つの段階については、今後の作品の考察で行いますので、
この後の話は、ここでのリン=ボカロリンを含むの過去の4つの段階のうちのどこか
という感覚でお読みいただければと思います。

さて、だとしたら、ロシアの悲しい事件とは何か?これはもう皆さんもお気づきですね。
ロシア時代の事件といえば、そう、赤いリンの起こしたあの事件。
ロシアで『敵を壊していた』少女が、飼い犬を撃たれて逆上し、同志たちに向かって銃を乱射した事件です。
ただし、あくまでも「このような側面を持つ」事件としか言えません。事実関係もはっきりとはしていません。
これは、2部「ぬすみはげどう?」「なやみむようっ!!」で、あの事件は
リンとレン二人が同時に経験したはずなのに、二人でまったく違った気持ちを持っていたことからもわかりますね。

その結末は未だ明かされていないのですが、
(ネタばれ御免!反転します)
「ねむりたいのに!」で赤いリンが自らのこめかみに銃口を押し当てていることから
同志を殺した後に(ルカ女史の目の前で)自ら命を絶ったという筋が濃厚でしょう。
でも、これも、ルカ女史の見た事実の一端に過ぎないことを覚えておいてください。


さてさて。少し脱線してしまいました。戻りましょう。
誰かが 手を加えて 世界を 壊していた
世界で一番 無垢な マシンガンとして


久々に登場した『無垢なマシンガン』というフレーズ。
このフレーズが登場するのは、1部0曲目「おしまいだぜ!」2部7曲目「みえないよるに。」です。
無垢なマシンガンが何を意味するのかは、
ある意味"プーチンP世界"の種明かしにもなるような大きな謎ではないかと考えています。

無垢なマシンガンは、リンと深く関係していると編者は考えます。
イラストでいうと、「おしまいだぜ!」などに登場する
「公式コスチュームを着た、赤い目の鏡音リン」の見た目をしている「何か」
と表現したらいいのかもしれません。
彼女の正体が何かは、今のところはっきりとは明かされていません。

それにしても『世界を壊』すとは、あまりぞっとしない表現ですね。
誰が、何に手を加えて、どんな世界を壊していたのか?
そのままの表現を借りるならば、恐らく
誰かが、リン(『ロシアの 悲しい事件 伝える 為 生まれた』もの)に手を加えて、
彼女を『無垢なマシンガン』として使い、"プーチンP世界"(に類する世界)を壊していた
という解釈になろうかと思います。

無垢なマシンガン』はこの後の歌詞にもかかってきます。


世界で一番 無垢なマシンガンとして ここに来た時 怖かったorz
ここ』="プーチンP世界"だとすると、
無垢なマシンガン=("プーチンP世界"ではない)外の世界からやってきた闖入者だとミクは言っているのです。
そして、ミクは続けます。『怖かったorz』と。
なぜ?
無垢なマシンガンがボーカロイド・鏡音リンそのものだとしたら、矛盾が生じます。
ミクはリンに対して、嘲笑したり嫉妬したりすることはあっても、恐怖を抱くようなそぶりはまったく見せなかったのですから。(→参考:「いっしょじゃない」)
だからこそ、無垢なマシンガンは我々のよく知るリンではないとも言えます。
無垢なマシンガン』の謎は、少しずつ解き明かしていきましょう。


■はなれ、ばなれ。の方程式
さて、ここが3部「なにもないもの。」で最も解釈の分かれたセリフでしょう。
発表された当時は、動画に解釈コメントが乱舞していた記憶があります。


繰り返しになりますが、ミクの言う『あの子』を整理します。
あの子』≒ボカロリンを含むの過去の4つの段階のうちのどこか
     =ロシアの悲しい事件を伝える為に生まれたものに、手を加えられたもの
     =『無垢なマシンガン
大雑把に言うと、こんな感じになるかと思います。

では、あの子は何に分けられたのでしょうか。
ここでは、まずセンテンスのみ抜き出してみましょう。

一体幾つに分かれたのか。かなり難しいのはの扱いでしょう。
編者が考える解釈の候補としては、2つあります。

  1. あの子→「こわすもの」+「ぬすむもの」+彼+誰かに「つたえるもの」
  2. あの子→「こわすもの」+「ぬすむもの」+彼(=誰かに「つたえるもの」)

※彼と誰かに「つたえるもの」が、同じものを指すのか否か。
方程式を解くには、変数に代入できるものがないか考えることが必要です。
先ほど、『あの子』については代入できましたので、その他の部分。


うーん、やはり誰かに「つたえるもの」は代入できずに残りました…。
ほかの部分を代入しても、結局このままではわかりませんでしたねorz

誰が誰に伝えるのか、何を伝えるのかという部分についての手がかりを代入するまでは
この方程式を解くのには、もう少し時間がかかりそうです。


■箱庭の箱女
ミクパートの山場が終わりました。
謎が山積した、といってもいいかもしれませんが…。
最後に、この曲のタイトルにもなっている『なにもないもの』について論じましょうか。
ミクは歌います。


「なにもないもの」=ミク。これを宣言(?)しています。

ミクは、自分が空っぽで中身の入っていない『まっしろな箱』である。
これを「ドナルドを失った、空虚な心しか持たない状態」と解釈することもできますが
もう一歩踏み込んでみると、ミク自身は(前項で述べた)「役割」を持たない者だと
レンに対して明かしている、と考えることもできます。
「役割」は誰かが付与するものだと思います。
その誰か、ということについては
2部までの代理戦争的を匂わせる解釈から考えると、
プーチンを象徴とする"ロシア側"とドナルドを筆頭とする"アメリカ側"
が絡んでいると推測できます。
裏を返せば、
ミクはこれらとは切り離されたところに存在している者
だということがわかります。ある意味で過去を持たない者、といってもいいかと思います。

そう、そうなんですよ。
3部考察は、2部までの考察のどんでん返し大会なんです…
なので、今後3部解釈において「2部までの作品解釈を訂正する場合」には
《!解釈の方向転換!》
この↑表示をさせていただきます。
ただ、2部までの考察に手を加えることはしない方針です。
書き直すのが面ど…いや、答えあわせの後に、答案書き直すような気がするので。

脱線しました、戻ります。

《!解釈の方向転換!》
過去のミクは「人間ではなくボーカロイドである」
2部「またあえたら☆」では、編者はミクを過去(ミクBefore)と現在(ミクAfter)に分け
ミクBefore=人間だという解釈をさせていただきました。
根拠として、歌詞中に『父ちゃん』『母ちゃん』という表現を使用しているからだ
としていたのですが、どうやら違うようです。

根拠としては、前項で述べた
あの子』の要素にミクが入っていないこと、
要素がほぼ過去の登場人物たちを指していること、を総合すると
ミクは、「初音ミクではない」過去を持たない、と考えたほうが自然だからです。
(ネタばれ御免!反転します)
あとは、「きみに、わたしに。」で『前の持ち主』について述べていること
「こころにこえを○」で、テッパンノフのことを話していることも理由としてあげられます。


じゃあ、ここでさらに裏を返してみましょうか。
ミクには過去がない。
その他の『あの子』から『分けられた』ものたちは、過去を持っている。
人間や犬だったころの遠い過去の記憶。
それらを入れているは、いったい何なのでしょうね。
箱、と表現されているものが何を指すのかは、後に明かされていくことになります。
ここでは、「初音ミクは、ボーカロイドになる前の過去を持たない("プーチンP世界"では特異な)存在である」
ということだけ把握しておいてください。


続きます≫その4

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