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【考察】「またあえたね☆」3部3曲目(20) を読み解く【その5】 2010.11.01[月]

動画&歌詞その1その2その3その4その5その6

【個人的考察】つづき
「またあえたら☆」第二幕、がくぽパートの始まりです。
その4までをお読みになってからご覧ください。


笑い声から始まるがくぽパートは、がらりと曲調が変わります。
シンプルなピアノバラードで歌いあげるミクパートから、ギターが印象的なロックへ。
異なる世界と時間軸、登場人物が歌うのだということを、我々に教えています。

笑い声は、コメントなどで「がくぽ?」という疑問の声が上がっていましたが、
残念ながらそうではなく、男性の笑い声の素材を「がくぽっぽく」加工したものだそうです。

■影に輪郭は存在するか
では、初登場ということで、
彼がどのような人物なのか、言葉を分析しながら見ていくことにしましょう。
彼も、"プーチンP世界"の例にもれず、代名詞を使用したセリフを使いまくるので要注意です。
代名詞が一体何を指すのかは置いておいて、まずはアウトラインから考えていきますね。


  1. 外側と中身を持っている
    この顔も 中々ハンサム☆ 悪くない 居心地じゃまいか!
    顔についての言及からは、まるで以前は違う顔を持っていたかのような口ぶりですね。
    ボーカロイド・神威がくぽという外側に、がくぽではない何者かが入っているという解釈になろうかと思います。


  2. 「がくぽ」として"プーチンP世界"に来るのは初めてである
    アレが消えたんだから始末しないとな!
    編者は、「がくぽは3部になって初めて"プーチンP世界"へやってきた」と考えています。
    1部・2部のときには、彼はこの世界には存在しておらず、
    アレが消えた』からそのかわりに"プーチンP世界"を訪れたというような印象を受けますね。
    アレ』とは何を指すのかについては後のために伏せておきますが、
    アレ』とがくぽは何かの表裏もしくは正副の関係にあると考えています。
    両者は同時に存在することのできないもの、とだけ理解しておいてください。


  3. 何者かに使役されている
    何が起こったのかは 分かるよ あの人だって 分かってるんだ!
    がくぽは『あの人』に頼まれ(?)て何かを『始末』するために"プーチンP世界"へやってきたようです。
    "プーチンP世界"で何かが起こった。恐らく直前の『アレが消えた』ことではないかと推測します。
    アレが消えた』ことは、『あの人』にとって不都合なことであるということがわかりますね。
    がくぽは他者の意思によってに送り込まれたことだけ押さえておきましょう。


  4. (世界を)壊したがっている
    ここは重要です!『壊す』というフレーズ、どこかで聞いたことがありませんか?
    そう、前の曲「なにもないもの。」でミクが話していましたね。「こわすもの」です。
    前回の考察では、「こわすもの」=『敵を壊していた』赤いリンorそれに類する過去を持っている者であると述べました。
    がくぽが「こわすもの」だとしたら、
    彼は"プーチンP世界"を壊したがっている、赤いリンのような過去を持った者だということが言えますね。


  5. 』に対して恨みや憎しみのような感情を持っている
    それでも 君だけが 幸せ なんてね はぁ?』『許せぬ 壊したい 激しく 壊したい
    今回の動画はしうかさんが担当されたということなので、プーチンPの直接の意図ではないかもしれませんが
    はぁ?』のフォント、かなり怖いですね。
    その後の『許せぬ 壊したい 激しく 壊したい』も、地を這うような低い声で歌われています。
    ここから読み取れるのは、『』へのネガティブな感情です。
    がくぽがこの世界にやってきたのは自分の意思ではないようですが、
    個人的に『』への恨みを持つものであり、『』の存在する世界を『激しく 壊したい』と考えています。

以上より見えてくる「がくぽ像」をまとめてみましょう。
がくぽというボーカロイドに入っている人物は、リンたちと同様に「ボーカロイドではない」過去を持っている
彼は何者かに命じられて"プーチンP世界"へやってきた。理由は、『アレ』が消えたからで、
"プーチンP世界"にいる『』には個人的な恨みを持っている。
ということになろうかと思います。

じゃあ一体こいつは何者なんだ?という疑問には、ここではあえて答えません
「またあえたね☆」のがくぽは、あくまで「初登場のご挨拶」をしているだけですからね。いきなり丸裸にしてはかわいそうです。
これら多用されている代名詞がそれぞれ何を指しているかも含めて、先の作品でまとめて論ずることにしますね。
しかし、これで止めてしまうのはあまりにもあまりなので、少しだけ先行ネタばれをば。
「なにもないもの。」の次回予告イラストです。
ぬすみはげどう?
ここに登場する人物とは…?大きなヒントが示されていますね。
(本当は、ここでがくぽの正体ばらしてしまおうかとも思っていたのですが、ネタばれすぎて
このあとがつまらなくなってしまうので、ちょっとだけ引っぱらせてください)


■懐かしむ手とその記憶
前回述べさせていただいた「入れ子状態」について、やっと述べることができそうです。(→参考:マトリョーシカ
  1. 過去のミクが歌う、「さいごのうた。」
  2. 過去のミクが歌う、「さいごのうた。」を聴く、ある人物
  3. 過去のミクが歌う、「さいごのうた。」を聴く、ある人物を動かすプーチンP(Numtack05氏)

「さいごのうた。」は昔の持ち主との別れの歌。
歌うミクは、深い悲しみに押しつぶされそうになりながらも、昔の持ち主を慮って強がっています。

では、そんな「昔のミク」をiPodで聴いているのは誰なのでしょうか?
mataaetane1
候補は二人です。「この曲を聴いている」という入れ子の2番目"プーチンP世界"「東京・現代編」に登場する、リンとがくぽです。
それぞれが該当する場合について、その心情を考えてみましょう。

他にも考え方があるかとは思いますが、編者が解釈するのはこんな感じですね。
どれが「正解」なのかは、追求しません。編者も迷っているからです。
動画でも未だ意見の分かれる部分ですし、「皆さんがとらえる」がくぽやリンのキャラクターによってお好きな解釈をしていただけたらと思います。


■想定線
全く別の視点で手掛かりを求めるとしたら。
よく映画やTVではイマジナリーラインというものを考えて画面を構成します。(→参考:イマジナリーライン(想定線)とは-Wikipedia)
イラストを並べるとわかると思いますが、画面向かって右ががくぽ、左がリンになっていますね。
  
左右逆のイラストはありません。イマジナリーラインを超えていないことがわかります。
で、例のiPodのイラストを見てみると、人物が存在するのは画面からはみ出た右側ですよね。
mataaetane1
右にいる人物が右手でiPodを操作している。だとすると、操作している人物は…となるわけです。
また、リンが持っているのはドラえフォンだと仮定すると、その説が補強されると思います。
プーチンPシリーズ(特に最近の作品)は、ある場面の一部分をそのままイラストにしたものが多いですから、
このような視点で「手の持ち主」を推測してみるのも面白いかもしれませんね。

また、「さいごのうた。」の中でiPodを操作する手が挿入されている場面があります。
次はどこなの?』~『悲しい顔してる』部分ですね。
』=『次の世界』="プーチンP世界"ととらえてシーンの意味を考えると、
"前の世界"から"プーチンP世界"へやってきた、世界を渡り歩いている人物がiPodを操作していると考えることもできますね。

さらに、預言者ミクのことも忘れてはなりません。
「またあえたら☆」のミクパート最後のフレーズ、
平和に飽きてきたら ミクを聴いてね(はぁと)』を思い出してください。
現在(表面的に見える部分では)、"プーチンP世界"は非常に平和です。
「もんどうむようっ!」と地続きの世界ですから。
でも、その世界の『平和に飽きてきた』人物がいるとしたら、
その平和の「さいごのうた。」を聴くかもしれませんよね。


■よびかけの先にいるのは
預言者ミクつながりで、タイトルの意味を考えましょう。
当たり前のおさらいから。この曲は「またあえたね☆」です。
がくぽとミクが「またあえたね☆」と言っています。
二人の呼びかける相手はいったい誰なのか?を考えることにします。

がくぽが「またあえたね☆」と言っている相手、最後まで聴いた方はもうおわかりかと思います。
銃を突きつける相手、『』=リンです。
がくぽは、リンを『壊し』、彼女に復讐するためにやってきたようです。
』=リンを裏付けるセリフはいくつもあります。
リンは現在の"プーチンP世界"で、(はたから見れば)夢を叶え幸せな状態にます。
また、赤の時代の記憶を取り戻しています。
「あんさつしゃ!」で『もう騙せないにゃ』の発言は、『君は嘘つき☆』に矛盾しません。
よって、がくぽはリンに恨みを持ち、彼女を探していた。
ここで会ったが百年目、もう逃がさない。
このような気持ちで「またあえたね☆」といったに相違ないでしょう。

ではミクは?
ここが重要です。アウトロのミクパート、サーマル音の中に聞こえるのは
まさに「またあえたら☆」のフレーズ『ふたりまた会えるなら☆ きっと 幸せ☆』ですね。
編者は、預言者ミクに再登場を願います。彼女は一歩離れた場所にいて、自分のことを歌っていないのです。
ミクの"また会いたい"相手は、おそらく二人。前の持ち主ドナルドです。
でも、この曲には、ミクが彼らと再会する場面はありません。
となると、ミクが歌うのは未来。「またあえたら☆」の最後のパートと同じ。

「またあえたら☆」で再会したのは、赤いリンと赤いレンであり、赤いリンと鏡音リンであり、過去・ロシア編と現代・東京編という時代でありました。
しつこいようですが、プーチンP作品で語られるのは、二つの時代をまたぐ物語です。
「再会」は、物語において非常に重要な要素の一つだと言えます。
預言者ミクパートの『ふたりまた会えるなら☆ きっと 幸せ☆』のフレーズやメロディが、これからの曲で
何度も使用されていることを見ても、その重要性が分かりますね。
「またあえたね☆」で語られる再会は、直接的にはリンとがくぽの再会を指しているように思えます。
がくぽにとっては待望の再会ですし、リンにとっては望まない再会ですが、ミクが皮肉っているという考え方(または、その奥にある「かりそめのリンの幸せ」を打開する使者として、がくぽの存在を示唆している)ととることもできますよね。
また、銃声の前に聞こえた足音の主との「再会」ということも考えることができます。

今後、このフレーズが使用されているときは、「誰と誰が」再会をしているのかを考えながら聴くと
作品世界を読み解く手がかりになるのではないでしょうか。


■続・マトリョーシカ
「さいごのうた。」は入れ子構造。考察のメインテーマとさせていただきました。
その一番外側の部分を少しだけ。
一番外側にいるのは、作品を生み出すプーチンP(Numtack05氏)ですね。
プーチンPが、なぜこのタイミングで「さいごのうた。」をミクに歌わせ、iPodで人物に聴かせたのか?
大部分は前項までで消化してしまったのですが、補足させてください。

一番内側の「さいごのうた。」から。
ねらいの一つは、「ミクの成長」を我々に示すためだと考えます。
1部2部を通して、ミクの過去はほぼ語られてきませんでした。しかし、3部のメインを張るのは間違いなく彼女でしょう。
ミクの過去・現在・そして4部で語られる近い未来を効果的に見せるには、「昔のミク」を登場させるのが手っ取り早いですよね。
もう一つは、次回予告に登場した「巡音ルカ」の語る、過去・ロシア編との関係性です。
ロシアにおいて、赤いリンは敵を壊す仕事をしていた少女です。赤いレンは少女に飼われていた犬です。
がくぽもそのロシアと関係がありそうな人物です。ではミクは?という疑問を橋渡しする伏線と言えるでしょう。

その外側の、iPodで「さいごのうた。」を聴くという場面構成について。
iPodで人物に聴かせたのは、「ラジオではだめだから」だと考えます。
「さいごのうた。」は、ミクの非常に個人的な感情を歌った歌です(「またあえたら☆」ミクパートも十分個人的ですが)。
またラジオから流れてくるなんて、あまりにも出来過ぎな話になってしまいますよね。
なので、ここは任意のタイミングで「さいごのうた。」を選べるiPodにしたのではないでしょうか。

以上より、物語において「昔のミク」はいかに大事かということと、ミクと過去編のつながりを
意識できたのではないかと思います。
これから過去編に入りますが、次回予告ルカ女史の『ねむりたいのに!』タイトルコールの後に、
預言者ミクが『ふたりまた会えるなら☆ きっと 幸せ☆』と歌っていること、忘れないでくださいね。





「またあえたね☆」考察、いかがでしたでしょうか?
時間軸と入れ子構造、ミクの変化を感じていただけたら嬉しいです。

ここでちょっとだけ補足。
リンとがくぽが「再会」したのは、新宿のようです。
(二人の背後に「新宿□□□ョンスク□□」という文字が。新宿ファッションスクールでしょうか)
アルタ帰りだったのかもしれませんね。

ちなみに、ミクに比べてがくぽパートが非常に少ないですが、これは狙ってやっています。
3部にはがくぽの登場する曲が少ないので、ここで「代名詞の代入」と「がくぽは誰か?」を解釈してしまうと
「かがみのむこう>」でやることが激減してしまいますから…。

「代名詞の代入」と「がくぽは誰か?」を解き明かす「またあえたね☆」考察その6は、
すでに準備していますので、お楽しみに。

その6
「ねむりたいのに!」(動画&歌詞)

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