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【コラム】tormentさんと語る、プーチンP作品の時間軸のはなし 2011.02.04[金]

当ブログにおいでいただき、ありがとうございます。

「かがみのむこう>」の考察が途中になっていますが、久しぶりにコラム枠で一本記事を。
今回は、tormentさんからお寄せいただいたコメントと、編者のやり取りを抜粋しながら
プーチンP作品の「時間軸」についてお話しします。

【!注意!】

今後の作品の考察にも通じる、編者の基本スタンスを論じていますので、興味があればどうぞご覧ください。


はじまりのリンが、鏡音リンに変化したのは1部。
その時に存在したのは、1部に登場した人物のみである。
よって、「分けられたものたち」は、1部の登場人物で構成される。
これが、編者の解釈です。

【tormentさんの質問】
リンが鏡音リンになったのは時系列的には1部ですが、その時にいたのは1部の登場人物だけではないので、
候補を1部の登場人物の中だけで絞るのはどうかと思いました。
1部だけに絞ってしまうと、
ぬすもむの=レン つたえるもの=ドナルド こわすもの=リン
で固定されて迷う余地ないですしね。

【編者の回答】
編者は、"プーチンP世界"にいる登場人物が「分けられたもの」の構成要素だと思っています。
なぜなら、無垢なマシンガンの本体=はじまりのリンがボーカロイド・鏡音リンという器に入り込む際に、
その他の要素「ぬすむもの」「つたえるもの」を切り離したと考えるからです。

  • 分かれたタイミングは、時系列的には1部(tormentさんの仰るとおりです)
  • "プーチンP世界"=東京・現代編で、ルカやテッパンノフの存在していた世界=ロシア・過去編
  • 1部="プーチンP世界"の物語

であると編者は考えます。


これまでの考察では、うまく説明できたいなかったかもしれませんので、ここで整理。
注目していただきたいのは、"プーチンP世界"のとらえかた。
プーチンP連作の第1部~第4部&番外編では、二つの異なる世界と時間軸が存在すると考えています。

【編者的世界論】プーチンP連作は、"プーチンP世界"の物語と”赤の時代”の世界の物語で構成されている。
  1. "プーチンP世界"
    • 鏡音リンや鏡音レン、ドナルドたちが存在している世界
    • 場所:東京
    • 時間:現在進行形(”赤の時代”が終わった後)

  2. "赤の時代"の世界
    • イリーナや犬、ルカやテッパンノフが存在していた世界
    • 場所:ロシア
    • 時間:"プーチンP世界"よりも過去の出来事

図でいうと、こんな感じです。(登場人物は、主なものを抜粋)

test1

二つの世界には、「時間と空間の断絶」があり、直接重なり合うことはないと考えているのです。
(注)この図には、あえて「初音ミク」の名前は入れませんでした。
彼女は、断絶した時間と空間をつなぐことのできる、唯一の存在です。
ミクの立ち位置に関しては、後の考察をお待ちください。

これらを総合して、
東京・現代編である"プーチンP世界"で、はじまりのリンが「ぬすむもの」「つたえるもの」を切り離した
としたら、要素たちはリンと同じ「現代」にいると考えるのが自然ではないでしょうか。
レイヤーの全く違う「過去」に飛ばされてしまったとは考えにくい気がします。

編者解釈では、「過去」のルカやテッパンノフと同じレイヤーにいるのは、あくまでも
イリーナや赤いレン、同胞・神威であって、はじまりのリンではありません。

だからこそ、分けられたものたちは"プーチンP世界"の住人。かつ、ミクは「なにもないもの」。
『伝えることもできない虫けら』は、ボーカロイドになれず、リンとのパワーゲームに負け、
世界からはじかれてしまったドナルドではないかと仮説を立てています。


【tormentさんの追加質問】
時系列的に と言ったのは1部の時点でもルカやテッパンノフは生きていたのでは? と思ったということです。

"プーチンP世界"=東京・現代編で、ルカやテッパンノフの存在していた世界=ロシア・過去編

こう書かれると現在の時点ではルカやテッパンノフは消滅してしまった後のように思えますが、
ちゃんと3部で出てきますしねw
ひょっとしたらがくぽも「製造」は終わっていたかもしれませんし。
だから1部だけに絞るのはどうかなと思ったのです。

【編者の回答】
編者とtormentさんの認識の食い違いがどこにあるかが
おぼろげながら分かってきたような気がします。

それは、やっぱり「時系列の扱い」だと思います。
> 現在の時点ではルカやテッパンノフは消滅してしまった後のように
> 思えますが、ちゃんと3部で出てきますしねw 

そこなんです。編者の解釈では、
"プーチンP世界"が始まるのは「ルカやテッパンノフは消滅してしまった後」
なんです。

ここでは、tormentさんの発言を引用して「ルカやテッパンノフは消滅してしまった後」と書いていますが、
本当に彼らが「消滅」しているかどうかは、現時点では確信を持つことができません。
ただし、彼らについては過去="赤の時代"の世界に存在した、「終わってしまった物語」の登場人物。
同じ人物として"プーチンP世界"に存在することはありえないと解釈しています。

第3部のルカ曲「ねむりたいのに!」「たびにでよう!」「こころにこえを。」
と、「こころにこえを。」と同時間・別視点の曲=「こころにこえを○」の物語が終わった後に、
第一部"プーチンP世界"の物語が始まると考えています。

図で表すならこんな感じでしょうか?

test1

また、編者がルカやテッパンノフの物語を「過去」:"赤の時代"の世界だと考えるのは、
下記のプーチンPの発言からです。
とりあえず、ルカのお話は完全に過去のお話です。
なので現在のリンレンストーリーとは全く別に動いています。

プーログ☆第1回

シリーズ動画に出てくるルカ自体過去のお話なんですけどねw
プーログ☆第76回

あとは、『(ルカたちの話は)分かりやすいように、動画も白黒とかにしたほうがよかったかもしれないですね
といったことを、ニコ生で話されていたような。(出典があいまいで申し訳ありません)

ですから、ルカが楽曲として登場するのは第3部ですが、
リンたちが活躍する第1部→第2部→第3部という時間の流れと
ルカたちの時間の流れは完全に切り離された別物だと認識しています。

先ほどの図を、もう少し俯瞰するとこんな感じ。
test1

(注)第4部については、まだ完結していませんので省略いたしました。

【tormentさんの返信】
ようやく理解しましたと同時に解釈の違いに驚きました。
時系列が必ずしも曲順に進んでるわけではないということですね。

(イリーナと犬の物語)→(ルカの物語)→→→第1部→第2部(イリーナ&犬抜き)→第3部(ルカ抜き)

確かにそういう解釈も成り立ちますね。
でもこの解釈だとしゃべりば!でのミクのセリフとかみ合わないような気もしますが、
そのことはその記事で話すことでしょうね。

ミクとミクの知る世界の秘密については、早く「しゃべりば!」で語りたいですね。



さて、ここまででご理解いただけたでしょうか。
プーチンP作品は、2つの異なる世界と時間軸があること、
そして、曲順と時系列は必ずしも一致するわけではないこと
これが、編者が考える連作の「時間軸」です。

「分けられたもの」たちについては、またコラムという形をとって
考察できればと思います。

掲載を快諾してくださったtormentさん、本当にありがとうございます。
そんなtormentさんのプーチンP解釈小説についてはこちら

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COMMENTS

最後にさりげなく小説の紹介がw ありがとうございますw
図説されると分かりやすいですね。綺麗な図ですし。

小説書く前に私も少しはプーログ読むべきだったかなと思いました。ここしか読んでなかったので^^
2011-02-04 金 00:56:09 | URL | torment #- [ 編集 ]

>torment さま

コメントありがとうございます。

あのやりとりの中で図解できていればもっと分かりやすかったですね。
情報に関しては、プーログ☆が一番です。
あちらは公式情報、ここは所詮非公式考察サイトですから。
しかも、まだうちも3部は途中しか書いていないので。

小説は、どんどん押していきたいと思います!
2011-02-04 金 07:40:37 | URL | 編者 #- [ 編集 ]

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