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【考察】「しあわせなの!」1部6曲目(06)を読み解く【その2】 2008.11.23[日]

動画&歌詞その1その2その3

【個人的考察
さくらのしたで☆」の終盤、SEのみで語られたリンの行動。
しあわせなの!」は種明かしからはじまります。


■大切な話は小さな声で語られる
聴き流してしまいそうな、冒頭のセリフ。
ちょっと待ってください。非常に重要なことがさらりと語られています。

道化師は葬りました
レンの初期化もうまくいきました

これこそが、彼女の決意ととった行動の結果です。

まず、『道化師は葬りました』。『道化師』とはもちろんドナルドのこと。
リンが"今"指しているドナルドとは、
「ゆめをみようよ。」で会話をしていた売人であり、薬物そのものや薬物による幻覚のことと思われます。
売人を倒し、薬物依存を断ち切ったことをあらわしています。

しかし、実際に売人を倒したかは文字通りの意味なのか解釈に悩むところです。
「(薬物による幻覚としてのドナルド」を葬ったのであれば、
レンとリン自身が持っていたガンジャを捨て、売人との関係を断ち切ったというだけともとれますし、
本当に、「(実在する売人としてのドナルド」を倒して桜の木の下に埋めたとも考えられます。
ここの解釈の違いで、終盤に登場する「ドナルド」がいったい何なのかも変わってくるのですが…。
後半で検討することとして先に進みます。

そして次に、『レンの初期化もうまくいきました』。レンは、"初期化"されてしまったようです。
(「またあえたら☆」でも言及されていますが、)「レンの"初期化"」とは、
レンが持っている"記憶の消去"を意味するようです。
リンは、ある意味賢明です。
ガンジャをやめる気の全くないレンを説得するよりは、レンが「薬に溺れていた記憶」自体を消去してしまえばいいのですから。

なにより初期化してしまえば「リンが恋愛対象外であるという認識」(参考:リンはツンデレ?)を消去して、「リンにべたぼれ」なレンを作り上げられるのです。
直後の
あたしが教えてあげる!
君は あたしのもので
ロシアで戦った あの頃に戻る日も近い
はその考えをもとに口から出たセリフと言えるでしょう。
しつこいようですが、リンの記憶の中の
あの頃』=レンが自分一人のことを見ていてくれた頃(ロシア時代)だからです。
このあたりが編者的"「ヤンデリン」の1部最高峰"たる所以。
好きな人を振り向かせるため、相手の記憶を消してしまう。
薬物依存はよくないこと。男娼よりもボーカロイドとして生きてほしい。
「良かれ」の気持ちが強すぎて過激な行動をリンは取ってしまいました。


■手のひらからこぼれおちていく
"初期化"。
編者がボーカロイドのことを「人間に近いけれど人間ではない何か」と定義づける理由がここにあります。
人間であれば、当たり前ですがこのような危険な芸当はできません。
(※ネタばれ御免!反転します)
次の曲「おなわをちょーだいっ!」で
レンが"バックアップディスク"で記憶を取り戻していること、
「またあえたら☆」でそのディスクがもっと古い過去の記憶だったことからも、

ボーカロイド達の記憶(基本的な言語や常識などの初期記憶はともかくとして)は
何らかの形で蓄積されてかつ自由に消去、編集、読み込みができるようです。

彼らは恐怖に思わないのでしょうか。
自分の記憶が、消されしまうこと。誰かに改竄されているかもしれないこと。
リンの様子からは、あまり感情を読み取ることはできません。
レンとの「新しい世界」への期待で胸がいっぱいなのでしょうか?
それとも、記憶への執着を持たないように「作られている」のでしょうか。
(※ネタばれ御免!反転します)
ただ、初期化したはずのレンが"バックアップディスク"を欲したことは恐怖のあらわれなのかもしれません。
本能(というものがあるのかはわかりませんが)が記憶を欲したという。
まあ、管理者権限を持っていないリンが行った初期化なので不完全だったともいえますし、
リン自身も時折おちいる
赤目状態(フラッシュバック)=ボーカロイドのリンが持つはずのない記憶(人間だった?ロシア時代の記憶)だと考えると、

記憶に関してはまだまだ謎の部分が多そうです。

「工場へ戻ったら、今までの歌った曲や、歌わせてもらった"マスター"のことは消去される。個人情報だから。だから当たり前のことなの
だからこそ、レンを初期化するのにためらいがなかったのかもしれません。
「人間ではない」ことに苦しむ様子を見せない彼らに、悲しみさえ覚えます。


■それにしてもこのリン、ノリノリである。
前半の作品にみられるような「2番手の悲哀」や「劣等感」はみじんも感じられません。
主役は あたしよ』『君はあたしのもので
ボーカロイドとしても、レンにとっても2番手を自覚していたリンとは別人のようです。
しあわせだわ!』と高らかに歌い、語尾にはハートが乱舞する始末。

毎回のように登場するプーチンへの言及も、"帰りたい"から"帰りますわ☆"へと断定形に変化しています。
語尾の"にゃ♥"ロシアへの憧れが語尾にまで影響を及ぼしていると取れます。
初期化したレンを連れて、リンは「ロシア」へ帰ろうとしていたのかもしれません。
ミクとも比べられず、レンと二人だけでいられる場所。
さくらのしたで☆」での『最後だから☆(プーチン、愛してるわ…)』からは、
「こんな場所での記憶はもう封印。心機一転ロシアに行こう!プーチン様待っててね」と実行前から考えていたことが伺えます。

決意し、自ら実行した彼女は達成感に満ち、輝いています。
ただ、彼女の輝きは手を汚し、レンの記憶を奪ったという「罪」の上で成り立っています
周囲からしてみれば、非常に危うくはかない輝きでもあるのです。


続きます≫その3

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