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【考察】「たびにでよう!」3部7曲目(24)を読み解く【その5】 2011.03.07[月]

動画&歌詞その1その2その3その4その5その6

【個人的考察】つづき
ルカはテッパンノフから逃げながら、自分のしたことについて考えます。
その4までをお読みになってからご覧ください。


■B級プロパガンダ
執拗に追ってくるテッパンノフに疲れたのか、それとも我に返ってしまったのか。
後半のルカパートは、前半とうって変わって弱気な言葉が並んでいます。


人間はそうそう変われません。
変わるための原動力があるとしたら、それは欲望だと思います。
「三つ子の魂百まで」とは言いませんが、すべてをあきらめながら生きてきたルカにとっては
今の状況以上の「望み」を見出すことはできなかったのではないでしょうか。

黄色いスカーフ事件を隠蔽した「組織」への怒り、不信
それを食い止められなかった自分の無力さ
一度も味わったことのない自由への憧れ
正義、というものをふりかざす快感

ルカの欲望は、大きく分けて上記4つの感情からなるものだと編者は考えます。
では、それは満たされたのか。YESです。
黄色いスカーフ事件を、告発という形をとって白日のもとへさらすことができました。怒りの発散です。
抜けることはできないと思っていた「組織」を裏切り、『限りなく小さな戦争』を仕掛けました。自分のパワーの確認です。
逃避行の名のもとに、海でバカンスすることができました。仮りそめでも自由を手に入れました。
暗く後ろめたい「組織」の仕事を告発することで、はじめての「正義」を味わうことができました。

これ以上、彼女に何が望めたというのでしょうか?


■夢見る少女じゃいられない
人は、なりたいと思った以上の自分にはなれないんだよ
と言ったのは誰だったでしょう。

彼女は、夢を見るには少し大人になりすぎていたようです。
思えばもう充分ね☆』は、ここまでできたのだ、私のやりたいことはやりきったという、
ルカの満足を表しています。
しかし、"☆"であって、"★"ではないんですよね。やはり本当の意味では満たされていない
彼女が本当に望むものはなんだったのでしょうか?
それは、「プーチン」の愛情にほかなりません。

なんでよ?あの人の顔がよぎるのよ
逃げたい あの人の感情から
決別したのに 期待してるのね
あの人が自ら追いかけ
捕まえてくれる事


あの人』登場しすぎです。

彼女にとって、「プーチン」は恋人であり、父であり、支配者であり、神でした。
彼の思想を植え付けられ、彼の理想を実現するために、彼の手足となって生きてきました。
そして、彼への愛情は、憧れや淡い恋心や肌を重ねあわせた情や尊敬や強大な力への畏怖の念まで
すべてをひっくるめた本当に濃いものだったと推測できます。
文字通り、彼こそすべて。

けれどもプーチンにとって彼女はそうではない。
彼女もそれは知っている。
所詮二番目なのに』、ただ部下として愛人として、いいように利用されているということも。
黄色いスカーフ事件の責任を、ルカ一人にかぶせようとしていたことも。
彼女の危機を救ってくれるような人間ではないことも。
(→詳細:責任問題

直接の原因は黄色いスカーフ事件の勃発とそれに対する義憤だったのかもしれませんが、
彼女は、プーチンが自分を捨てようとしていたからこそ告発する気になったんです。
これをフラれ女のヒステリーと考えるかどうかはあなた次第ですが、
彼が彼女に愛情を注いでいたら、ルカは裏切ったりしなかったでしょう。絶対にです。

彼こそ彼女のすべてだから。

彼が殺せといったのなら、ルカは子供たちを皆殺しにもしたでしょう。
「喜んで」と言い、心で泣きながら。
そして、罪悪感を消すために、酒と薬に溺れて自滅していったでしょう。

「組織」を裏切ってもルカの性根は変わっていません。
なんでよ?あの人の顔がよぎるのよ
だって、ルカの価値基準は「プーチンが正しいと思うかどうか」で育ってきていますから。
我に返れば、『あの人の顔がよぎる』のは当然です。
逃げたい あの人の感情から 決別したのに
本当に決別できたときは、プーチンを忘れているときでしょう。
復讐と言いながら、プーチンに対する反抗をしているうちは全然決別出来ていないのです。
期待してるのね あの人が自ら追いかけ 捕まえてくれる事
これが本音です。
「俺が悪かった、だから戻ってきてくれ」と彼がひとこと言ってくれたら、
きっとルカは『バラまく』のをすぐさまやめてプーチンのもとへ戻ったでしょう。
それが、ルカをはめる罠だとしても。
プーチンの前では、眠れないことも、あの子の笑顔も無力です。

普通の男女であれば、痴話喧嘩(もうちょっと泥沼かな?)で済むところですが、そうもいきません。
ルカがしたことは組織を揺るがすような告発ですし、プーチン側にも立場があります。
彼女が許されることはありません。



細切れですみません。続きます。
その6
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COMMENTS

う~ん、切ない!
こうして改めて見ると切なさがあふれんばかりのシーンですね。
白い星と黒い星で意味が変わるというのは面白い見方ですね。
記号の細かいところにまで目が行き届いているのは流石です^^
2011-03-08 火 23:07:58 | URL | torment #- [ 編集 ]

>tormentさま

ルカの切なさは胸がしめつけられますね。
星の記号の解釈は、動画コメントを参考にさせていただきました。
コメント、いつも発見があって楽しいですよね。
2011-03-10 木 00:38:36 | URL | 編者 #- [ 編集 ]

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