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「アヒル童話」ひっそりレビュー。(その1) 2011.06.14[火]

当ブログにおいでいただき、ありがとうございます。
VM16で頒布された、捻れたアヒルの新譜「アヒル童話」を入手しました!
手にとってみて・聴いてみての感想など、ざっくり簡単に書いていきたいと思います。
(編者は音楽に関して全くの素人なので、その辺りはご容赦を!)

今回の記事は、テーマ+アイテムとしてのCD「アヒル童話」をレビュー。
なんと、曲には一切触れていません!

それでもご興味のある方は、「続きを読む」へどうぞ。


■テーマとしてのCD「アヒル童話」
まずはざっくりとした概要から。
サークル「捻れたアヒル」のCDは、
1st"春夏秋冬"、2nd"タロット"、3rd"病院"と、明確にテーマを設定して制作されています。
【参考】

今回のテーマはグリム童話
200にものぼる童話の中から、メンバー作品を選んでいます。
いやー、どんどんテーマの選択肢が増えていますね。

グリム童話は、ドイツのグリム兄弟が各地に伝わる「童話の原形」「民話」を採集、編纂した物語集。
世界中の子供達に親しまれている”昔話の代名詞”とも言える存在です。
「白雪姫」「狼と七匹の子やぎ」「ブレーメンの音楽隊」など、誰しもが知っている物語を含む
童話集ですが、それはグリム童話の氷山の一角に過ぎません。
残虐性や性的表現などタブーを含んだ物語をも内包しています。

誰が、どの物語を選択したのか。

グリム童話という「メジャー性」の中に潜む「捻れ」を見い出し、どう楽曲へ紡いでいったのか。

捻れたアヒルらしいテーマかもしれません。

【捻れたアヒル】
コンピブームとも言えるボカロCD界隈の現況からすると
捻れたアヒルの形態はあまり珍しくないのかもしれませんが、
実は、テーマあり新録コンピCDの先駆者だったとか。
2008年からメンバーをあまり入れ替えず、ずっとコンピCDを作り続ける活動が続いているとか。
なかなか面白い存在だったりします。


■アイテムとしてのCD「アヒル童話」
なんで初っぱなから「音楽」ではなく、「アイテム」という切り口なのか?
それは捻れたアヒルが、ボカロPだけでなく絵師さんも
正式メンバーとして構成しているサークルだから。

そして、今後ニコニコ動画などでアップされるかもしれない”音源の集合体”ではなく
パッケージされた”モノ”としてのCD「アヒル童話」の完成度が高いからに他なりません。
実際、かなり気合入ってます。

「アヒル童話」は、捻れたアヒル初のブックレット付きCD。
アヒルには絵師さん3名(御嶋俊勝さん、時田さん、しうかさん)が所属されています。

ジャケット(表紙・裏表紙)は御嶋俊勝さん、


ブックレット(中のイラスト)は時田さん、


ロゴ・盤面などのデザインをしうかさんが担当。

ブックレットの紙質もマットでしっかりしていて、箔押しも決まっている凝った作り。
(CDの背表紙が表紙の「アヒル童話」ロゴ+サークル名だったら、
収納したときかっこいいんだけどなーとか逆にワガママを言いたくなってしまうほど。)

各イラストに関してはpixivにアップされています。
(CDに収録されていない幻の時田さんイラストがあったり)
内容は百聞は一見にしかず。なので、個別には触れません。
ただ、お二人が描くテイストの全く違うイラストが
ひとつのパッケージになったときに、引き出される力というかなんというか。

御嶋さんの淫靡さと艶を感じさせる表紙が書斎(物語の外側)だとしたら、
ページをめくって広がる時田さんの世界は、書斎に所蔵されている物語の内側。
しうかさんのロゴがまさに物語の表題といったところでしょうか。
(蛇足ですが、テーマとなる物語だけではなく、それぞれのボカロPをイメージして
ロゴを作ったんじゃないかな、なんて思っていたりします。)

わくわくするパッケージは、しかしあくまでも童話の装丁。
次回は童話の世界に飛び込んでみます。

続きます。
その2(楽曲編・前編)
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