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【コラム】初音ミクは"プーチンP世界"を守るのか? 2011.10.05[水]

コラムでは、複数の作品を取り上げ、
その中のキーワードから"プーチンP世界"をのぞいていきます。

今回のテーマは「ミクの闘い」再びです。考察メモと違い、4部には基本的に触れません
妄想全開ですので、今後の展開から外れてしまうことも十分考えられます。ご了承ください。
1~3部巡回推奨!
「こころにこえを」2部作の予習という位置づけになります。
どうぞお付き合いください。


以前の考察でも述べましたが、「じゃましないでね☆」の最後は
まるで黄色いスカーフ事件を再現したような場面でしたね。
倒れたレンと自らに銃を向けたリン。
 

あれ?レンって誰に撃たれたんだったっけ?
編者は、ミクであると考えています。
本コラムでは、ミクがレンにUSB弾を撃ち込むにいたった理由について論じていきます。


■3部は「黄色いスカーフ事件」をトレースしている
物語を俯瞰してみると、"3部全体"が黄色いスカーフ事件をなぞるように進んでいることに気づきませんか。
これが『繰り返されるループ』の一部であることは言うまでもないでしょう。
でも、ミクは『繰り返されるループ』を断ち切ろうと動いていたんじゃなかったっけ?
まあ慌てずに。

  1. "同胞と犬が小競り合いをする"
  2. "犬が凶弾によって倒れる"
  3. "同胞が倒される"
  4. "イリーナが自らを撃つ"

これら要素が、黄色いスカーフ事件の大きな要素です。
時間は前後しますが、3部では全ての要素が繰り返されていますよね。
  1. "同胞(神威がくぽ)と犬(レン)が小競り合いをする":「かがみのむこう>」
  2. "犬(レン)が凶弾によって倒れる":「じゃましないでね☆」
  3. "同胞(神威がくぽ)が倒される":「かがみのむこう>」
  4. "イリーナ(リン)が自らを撃つ"(未遂):「じゃましないでね☆」

なぜ、このようなことが起きたのかをミクの立場から見ていきます。


■ゲームのプレイヤーとなった初音ミク
編者は、ここでミクの行動を"ゲーム"と名付けます。
かつてリンとドナルドが戦ったあのゲームと似た勝負です。
2部のゲームを参考に、ミクのゲームを整理してみます。
(→参考:【コラム】"プーチンP世界"の見えない糸
ミクは『あの子たちに幸せを与えるのが役目』でしたね。

【ミクのゲーム】

ミクは2部のドナルドやリン(またはうp主)に比べると(真相を知っている意味で)チートと言ってもよい強さを持っていますが、相手は強敵です。
そして、敵は「黄色いスカーフ事件」1.~4.をなぞることでイリーナを回収しようと考えているようです。
ミクはそれを阻止しながらイリーナを守りきるために苦戦を強いられることになります。


■VS神威がくぽ
まずは斥候としてやってきたのは神威がくぽas同胞・神威。
推測ですが、ミクはがくぽが"プーチンP世界"にやってくることを把握していたのではないかと考えています。
恐らく、(まだ役割が謎に包まれている)『部室』や田代を使って。

「なにもないもの。」でレンにリンのもとへ行くよう促したのはミクでしたね。
そう遠くないうちに、敵はがくぽを"プーチンP世界"に送りこむ。
がくぽの狙いはリン(正確には鏡音リンの中のイリーナ)である。
「あんさつしゃ!」でリンを見たミクは、記憶が戻ってリンが不安定な状態であることを察知します。
ミクはまだ「武器」を揃えきれていませんので、自らが出向くには時期尚早だと思ったのでしょう。
ここで、レンをリンのもとに向かわせます。
もちろん、レンががくぽに倒されてしまえば、1.2.→3.4.コンボが実現してしまいますが
現在リンの状態では、イリーナを取られてすぐゲームオーバーになってしまう危険性があるため、
背に腹は代えられません。
また、レンを見て「使える」と思ったのかもしれません。
ともあれ、神威がくぽはドナルドのカケラを鏡音リンに撃ち込むことしかできませんでした。
1.のみの成立です。


■武器:USB銃の入手
ミクは「かがみのむこう>」で初めて部室から外に出てきましたね。
そこで見たのは、つるっぱげのがくぽ、もとい「倒された同胞・神威」の姿でした。


3.の成立です。
がくぽを部室に連れて帰り(がくぽを奪取・相手の戦力DOWN)、
「きみに、わたしに。」で彼の持つUSB銃とUSB弾を分析したミクは、
USB弾の中にドナルドのかけらがいることをつきとめます。
("ドナルドとの再会"もフラグ成立)
また、『あの子たちの親のファイルを調べる』ことで、ルカとテッパンノフが"プーチンP世界"
どのように関わっているかを理解します。
これは戦力UP。


■『繰り返されるループ』を自らに取り込む
ミクは、『繰り返されるループ』を利用しつつ、そのループを断ち切る方策を練り始めます。
そのためには、残り2.を上手く実現しつつ、4.を阻止しないといけません。
2.の"犬(レン)が凶弾によって倒れる"はレンが本当に消されないように。
これらを成功させるのは簡単なことではありません。

4.については、恐らく相手が何が何でも行わせようとするはずです。
だって、最終目標はイリーナを"プーチンP世界"から取り除くことですから。
また、レンを水道橋へ導きました。
2.の成立はもちろんのこと、『あの子たちに幸せを与える』役目を担ったミクならではの決断です。

さて、リン(の中のイリーナ)は予断を許さない状態です。
圧倒的不利な状況の中、ミクはわずかな勝機をつかみます。ドナルドのカケラの存在です。
敵は再びドナルドのカケラを使って、イリーナを奪いに来ましたね。(「うそつきはだれ?」)
前項で述べたとおり、ミクはドナルドとの再会を望んでいます。
このドナルドが消えてしまったドナルドと同じものであるとは、ミクは考えていないようです。
彼のカケラ』というのがその考えの表れ。
(このブログでは、『彼のカケラ』=新生ドナルド≠ドナルドと定義しています)
でも、かつて愛し合った『』がわずかにでも自分のことを覚えてくれているならば
自らの手でドナルドの企みを阻止できるかもしれません。

ここで、勝利条件と個人的目標が合致しましたね。
ミクがドナルドと再会し、ドナルドを止めることができれば
"プーチンP世界"の消滅("プーチンP世界"からイリーナを奪われること?)を
まぬがれる「かもしれない」。
微かに見えたチャンス☆ たとえ違ってたとして』も、他に手段は残されていない。時間もありません。
ミクは過去の隠された記憶をUSB弾に詰め、水道橋に向かいます。
一刻も早く、リンのもとへ行かなければなりません。
レンが倒され、リンが自らを撃つ前に。


■リンが自壊する前に、間一髪で到着
ミクががくぽの代わりにレンを撃った理由は以上です。
がくぽがリタイヤして、レンを倒す役がいなくなった。
また、リンのUSBポートは破損している。
(この情報は、田代から聞き出せばミクはたやすく把握できるはず)

イリーナが外側の鏡音リンごと消去されてはなりません。
「実行犯」ドナルドのカケラが、自爆しない保証もありませんからね。
また、レンが傷つけられてもなりません。
レンこそがイリーナのトリガなのですから。
だからミクは走る走る。


どうにか間にあったミク。
果たしてリンは銃をこめかみに当てていました。


まずミクがしたのは、はレンを倒すことから。
USB弾を撃ち込みます。2.の成立。


ここからは推測ですが、ミクはリンが自らを撃たないように銃を奪い、
そして一時的に機能を停止させたのだと思っています。
(USBポートが壊れたリンをどうやって機能停止させたのかは想像もつきませんが)
このようにして、ミクは4.の成立を(一時的にせよ)阻止することができました。


■なぜミクは「ルカとテッパンノフの物語」をレンに撃ち込んだのか?
まずは、レンを倒すという2.の成立をなんとしても実現させたかったのではないでしょうか。
しかしそれならば、レンに撃ち込むデータは何でもよかったはずです。
「ルカとテッパンノフの物語」でなくても。
ミクは、レンを『繰り返されるループ』を断ち切る仲間として
自分の側に引き入れたいと考えていたからではないでしょうか。

レンは動きを予想することのできないジョーカーのような存在であることは明らかです。
(→参考:JOKER
けれども、『あの子たちに幸せを与える』ためにはレンの協力は必要不可欠。
だから、過去の事情が分からないままレンを操るのではなく、
レンにできるだけ情報を与え、彼自身に選択し行動してもらえるよう
あの物語を見せたのだと考えています。


■初音ミクは"プーチンP世界"を守るのか?
結果的に、守るような行動をしているミクですが、
彼女の本音は「ドナルドに会いたい」。
彼女のこころがどのような結末を迎えるのか非常に楽しみです。



次回から、「こころにこえを。」考察に入っていきます。
どうぞお付き合いください。
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