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【考察】「まほうはじゃどう」2部1曲目(09)を読み解く【その3】 2008.12.06[土]

動画&歌詞その1その2その3

【個人的考察
ドナルドとミクの強力タッグにリンはどう立ち向かうのか?
その2を読んでからご覧ください。


(リン)とミク(豚)(リン編)

豚と書いてリンと読む。
ミクと書いて豚と読む。

そして、ミクの象徴であるネギを力強く折るリンの姿。
まほうはじゃどう2
見事に折れています。
(※しうかさんの許可を得て転載しています。無断転載はご遠慮願います)

「いっしょにね!」で多くの人に衝撃を与えたセリフと言えば、『初音ミク(と書いてメス豚と読む)』。
2部で明かされた、このリンとミクの関係性に再び衝撃を受けたのではないでしょうか。
前作までを見ていると、
ミクとリンは面識はなく(あったとしても顔見知り程度)、リンが「雲の上の存在であるミクに嫉妬し、一方的に嫌っている」ようにも思えたのですが、どうやら事情は違っているようです。

なんと同じ中学に通っているリンとミク。
ミクは16歳ですが、留年しているらしいことがミクの口から語られています。

距離が近かろうが遠かろうが、相手が振り向かない限り望みはないはず。
しかし、アイドルという会ったこともないような遠い存在よりも
同じ中学校で、手の届くところにいる(ように見える)近い存在のほうが
なんとなく望みがありそうに思えてくる。不思議ですね。
リンの嫉妬、レンの憧れが俄然現実味を帯びたものになってきました。

(※ネタばれ御免!反転します)
「おなわをちょーだいっ!」でレンは記憶を取り戻しましたよね?
その時点で「ミクへの憧れ」の感情はレンからすでになくなっていると推測できます。
後(「いっしょじゃない」)での『俺も変わったんだよ!』は、記憶を取り戻して、
ヌルいミクへの憧れ→過去のリンへの憧憬、苦い思い
に気持ちが変化していることも含んでいます。
でも、「おなわをちょーだいっ!」から沈黙を続けるレンの気持ちは、
リンにはもちろん伝わっていません。


いつまで見てるの? 家に帰ろうよ』は、レンに対してのセリフ。
学校帰りにミクを見かけた二人、ぼんやりとしているレン。
リンには「レンが鼻の下をのばしてミクを見つめている」ように見えたに違いありません。
(本当のところは、レンがどんな気持ちで見ていたのか、
はたまた見たことさえもリンの思い違いかもしれません。「リンには」そう見えたことが重要なのです)
また、『何で二番? 格差社会?』も1部から引き続きリンか持っている感情であり、
レンの中でも、ボーカロイドとしても「二番」の自分と(「一番」の)ミクを比較していることがうかがえます。ここは1部からは変化していない部分ですね。

だからこそ、リンは彼女のことをミク(と書いて豚と読む)と呼ぶのです。


(リン)とミク(豚)(ミク編)
では逆にミクはどうでしょうか?なぜ豚(と書いてリンと読む)呼ばわりなんでしょうか?
これも明確に理由は語られません。
リンについて言及しているのは一言だけです。
(リン)と同じ 中学なんて 馬鹿にしてる!
リンのことをどうこう思っているというよりは、リンと同じ中学にいる「自分」が許せないという印象。
他人を見ることなんてしない、いつも中心は自分自身。余裕ですね。

前半のミクの傍若無人ぶりを見ていると、現在は「一番を取られる」なんてことは考えていないでしょう。
よって、2番手のリンに対する焦りから来るものではなさそうです。

恐らく、
同じベクトル(ボーカロイド、アイドル)の存在だから顔は知ってる
→いつもこいつ(リン)って敵意を向けてくるんだよね
→あたしのこと豚って呼んでるみたい
→あんな子と一緒の空間(中学)にいるなんて『馬鹿にしてる!
って感じでしょうか。

豚(と書いてリンと読む)も、リンが自分をそう呼んだからそのお返しといった程度の認識ではないかと思います。

(※ネタばれ御免!)
「いっしょじゃない」でミクはリンを馬鹿にしつつも『恋するあなたは…輝いた』と認めているように、そんなにリンのこと嫌いじゃないんですよね。
「ポテト」を勧めるなど、「仲間にしてやってもいいわよ」的な雰囲気すら漂わせています。
ということで今は、リンの嫉妬>>ミクの嫉妬なんですが、時間が進むにつれ様相は変わってきます。
ドナルドへの傾倒、恋心(?)に変化する気持ち。
そのドナルドが、リンに「絶望の歌」を歌わせたいと願っていること。
ドナルドのリンへの執着。それに対する嫉妬。
いつしか、リンの嫉妬<ミクの嫉妬になってくる。この変化も2部の見どころではないかと思います。


この仲の悪い(?)二人の関係がどう物語にかかわってくるか、次回以降も変化を追っていきましょう。


リンの見つめる現実
先にも触れましたが、今回初めて「中学」というフレーズが出てきました。
実は中学生のリンレン(ミク)。
ボーカロイドは「人間に近い人間ではない何か」と編者は定義しているのですが、
警察につかまったり、少年法が適用されたり、学校に通ったりと
少し不思議な扱いを受けています。
"プーチンP世界"の世界観だといえばそれまでなのですが、人間とボーカロイドの違いってどこにあるのか考え込んでしまいます。
(考えがまとまったら、また後で論じたいと考えています。)

話がそれてしまいました。
さてさて、幻想的浮遊感のある1部に比べ「まほうはじゃどう」リンパートは少しリアルさが増した印象があります。隠語、伏線などが少なめだからでしょうか。
現実見つめて 幸せつかむの』という言葉通り、リンは現実的な堅実派路線に変更したようです。
どう『変わったの☆』か見ていきましょう。

まず、『ガンジャはダメ!』。
1部のリンはドナルドを倒す(=自らガンジャをやめる、レンもやめさせる)ことを目標にしていましたが、なかなかうまくいっている様子。
ミクパートで見え隠れしていたドナルドの姿が全く見えません。
自らガンジャを断ち切り、レンにも『ガンジャはダメ!』と言えるようになったんですね。
ケミカルジャドウヨ!』、タイトルの「まほう(=魔法=薬物=ケミカル)はじゃどう」も、
"薬物への決別"と"ケミカル派のミクに対するアンチテーゼ"を含んだセリフと思われます。

そして、未だ変わらないロシアへの憧憬
変わった理由は『ロシアに行くため』。やっぱり『プーチンにも会いたい』。
しつこいようですが、
(ロシア時代の記憶がほとんど残っていないor改変されている)リンにとって、
ロシア=レンと二人で楽しく暮らしていたイメージと直結するものだと編者は考えています。(このあたり議論の余地はありますが…)
ロシアに行くため』、『プーチンにも会いたい』。要は、『ドキドキしてたい』んです。
リンの目的はただ一つ。最後にはっきり言いきっています。
一番になるため せめてアイツの中で 輝きたいにゃ♥
(ミクのような)一番になりたい。せめて(←ここが堅実派路線)レンの中の一番になりたい。

リンは、ひたすらまっすぐに前を見つめています。
変わりましたね。危うささえ感じるほどのまっすぐさです。

■リンの拠りどころ
最後に少しだけ。少し気になるフレーズと登場人物が出てきました。
"先生"、そして"おまじない"。何でしょう?
ミニにタコができるっていう――
「おなわをちょーだいっ!」で名前だけ出ていた田代まさし(以下、田代)のまさかの登場です。

先生→田代、おまじない→『ミニにタコができるっていう――』

まほうはじゃどう」でのリンの不思議なまっすぐさは先生やおまじないを拠りどころにしているのかもしれません。
田代といえば…いろいろ想起するものはありますが、
リンは田代氏のどのような部分を、先生と仰いでいるのでしょう?




リンの危うさ、そしてミクと先生の登場。
次の曲「けっせんとうじつ!」もどうぞお付き合いください。


≫「けっせんとうじつ!」(動画&歌詞)

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