2017 09123456789101112131415161718192021222324252627282930312017 11
TOP > スポンサー広告 > 【考察】「けっせんとうじつ!」2部2曲目(10)を読み解く【その3】TOP > 2部考察 > 【考察】「けっせんとうじつ!」2部2曲目(10)を読み解く【その3】

スポンサーサイト --.--.--[--]

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

【考察】「けっせんとうじつ!」2部2曲目(10)を読み解く【その3】 2008.12.10[水]

動画&歌詞その1その2その3

【個人的考察】つづき
恋に恋するリンと、遅れたやってきたレン。
二人の感情のすれ違いが見られる"決戦当日"。『変わったの☆』はリンだけでなないようです。その2を読んでからご覧ください。


■おまじないが消えるとき
やっとリンの前に現れたレン。しかし、レンが歌うパートはありません。

そ し て 、 無 音 。

彼女の感情をこれほどまでに雄弁に語る音がいまだかつてあったでしょうか。
ミクをまねしたメイクや髪型。
フラれるなんて あり得ないにゃー!』と言いきるほどの自信。
自分を殺してでも、レンを振り向かせるために取った数々の作戦が水泡に帰したのですから。

リンの自覚がいかほどあるのかはうかがい知れませんが、
レンのため(=ひとりになりたくないため)に、偽りの自分を作り上げるのは
並大抵の努力ではなかったはず。
しかも、その努力のベクトルは「嫌っているミクになる」方向を向いていました。
彼女にかかるストレスは大変なものだったでしょう。
でも、そこまでしてもレンを手に入れたかったのです。だから根拠のないおまじないにすがっていたのです。

けれど、現実はリンが「見ていた夢」のようにはいきませんでした。


■思い通りにならないの
無音にはまるべき音は、サビリフレイン後の心音以降。
本題に入ろう 答えを聞かせて!』と単刀直入に述べたリンも、実は結構緊張していたんですね。
心音は、リンのもの。ドキドキしながら待ったレンの答えは…

「悪いね」

一言だけでした。
その途端すべてのものは豹変します。
画面はモノクロに変わり、隠れていたモノたちも反応しました。

音楽は止み、ドナルドの哄笑が頭上から降り注ぎ、機械音が響き渡ります。

繰り返される感情のない『ミニにタコ』。
1部「ひとりにしないで。」「いっしょにね!」と状況が酷似していませんか?
1部作品のトリガが薬物や子供の笑い声だったのに対して、
今回はレンの言葉。
共通して言えるのは、「自分の思い通りにならない状況」にぶち当たるとリンは思考停止してしまう。
そして、暴走してしまう。

(※ネタばれ御免!反転します)
暴走とは、『すべての物を壊していた』"無垢なマシンガン"だった頃のリンになること。
ブチギレ→破壊
これが行くところまで行きつくと「おしまいだぜ!」のリンとして覚醒するわけです。
だからこそ、「絶望の歌=おしまいだぜ!」を歌わせたいドナルドはこの場面にいる。
ドナルドはレンに記憶を取り戻すよう仕向けた張本人ですから(「みえないよるに。」の『たぶらかした』)、ミクのまねをしてもうまくいきっこないことはわかっています。
また、薬物に一度は手を染めてしまった田代は、ドナルド側のスパイという考え方もあります。
リンにアドバイスしながらも彼女に(ミクになる)ストレスを与え、振られたショックを増大させる手引きをしたとも考えられます。


その意味で、リンの背後にドナルドたちがいることは必然だったのかもしれません。


■引き金(トリガ)
※注意※ここからは、すべて以降の作品のネタばれを含みますのでご注意ください!

実は、レンはリンにとってのトリガなんです。
先述したとおり、リンは感情が大きく揺さぶられると暴走します。
1部では薬物使用により精神的に不安定になって幾度か暴走しかけましたね。(「ひとりにしないで。」「いっしょにね!」など)
暴走はドナルドたちの望む姿なのですが、リンは自分自身で薬物使用をやめてしまった。
これでは暴走してくれない。
困るドナルドたち。そこで白羽の矢が立ったのがレン。
「レン以外眼中にない」リンはレンを使って揺さぶるのが吉。
今回の告白騒動は、ドナルドたちにリンレンが躍らされているようにも思えます。

絶望の歌を歌わせるために。

でもレンは気づいてしまった。自分がリンのトリガであると。
1部でレンも薬物依存症だったのも、もしかしたらドナルドの作戦だったのかもしれません。
リンを揺さぶれるたった一人。レンを掌握すれば、リンを手中に収める可能性も高まります。
1部のレンは自覚なしでしょうが、2部のレンは自覚した。だからこそリンから離れたかったのでしょうが、記憶があるがゆえに離れがたい。ジレンマです。


■鏡合わせの二人
レンとリンはまるで鏡のような立場にいます。
ロシア時代は、
リンとレンはお互い唯一無二の存在でした。
1部では、
レンは薬や男に溺れ、ミクに目移りしている自分を変えたいとは考えていませんでした。
リンは、ロシア時代のレン(リンにとって唯一無二の存在)になってほしくて、
「何とかしてやるわ!」と啖呵を切り、戦いました。
2部では、
リンは恋に恋して、中学生活を楽しみ(『生徒会長目指す』)そんな自分は偽りだとは考えていませんでした。
レンは記憶を取り戻し、ロシア時代のリン(レンにとって唯一無二の存在)になってほしくて、
心中するつもりでリンに記憶を戻します。

レンは苦悩しています。
リンからの手紙、そして告白。
記憶を取り戻し、リンへの好意を自覚しているレンにとってこれ以上うれしいことはないでしょう。
しかし、リンはレンに恋しているわけではなく、恋に恋していることがわかってしまった。
自分はリンの唯一無二じゃない
そして何より、自分自身はリンに相応しくない

断ろう。でもどうやって?
待ち合わせに遅れてまで考えた結果が、「悪いね」
(実はリンの背後にいろいろいるように、レンの背後にもいるんです。次の曲で説明します)
ぐだぐだ言わないのは男の美学なのかもしれませんが、
女心を全く分かっていない。苦悩しているなら、それを話してほしい。そんなものなのに。
要は、この「悪いね」はリンが嫌いでもミクが好きでもなく、リンの好意に応えられなくての「悪いね」だということです。

良かれがすべて裏目に出る。それがレン君クオリティなんでしょう。



レンは小さく"引き金"を引き、リンは大きく引き金を引く。
すがっていたおまじないは消え、日常が剥がれていきます。
物語は動き出しました。
次の曲、「いっしょじゃない」もどうぞお付き合いください。


≫「いっしょじゃない」(動画&歌詞)

関連記事

COMMENTS

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する
«  | ホーム |  »
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。